加島美術|イベント情報|アーカイブ平成20年3-4月|平成20年度春の「美祭」
平成20年度春の「美祭」のお知らせ
平成20年度 加島美術「春の美祭 BISAI」はお陰様で4月6日無事終了いたしました
日本人に戻りませんか?上質な美が、あなたの心に潤いをもたらす。
展示作家:長澤盧雪、曾我蕭白、伊藤若冲、東山魁夷、片岡球子、夏目漱石、西郷隆盛、森鴎外、良寛、横山大観
平成20年度春の「美祭」-BISAI-の詳細情報
期間:
平成20年3月29日(土)~4月6日(日)
開催場所:
加島美術(入場無料)
〒104-0031
東京都中央区京橋2-9-9 ASビル1F
Tel.03-5250-8002
営業時間:
10:00am~6:00pm
会期は無休で営業いたします。
豪華美術カタログ平成20年度「美祭 春号(第3号)」無償配布終了のお知らせ
皆様方より「美祭 春号(第3号)」への予想を上回る御請求をいただきました。まずもって、カタログ御請求をいただきました皆様方へ御礼を申し述べさせていただきたく存じます。
つきましては、本日平成20年3月22日をもちまして「美祭 春号(第3号)」無償配布を終了させていただきたく存じます。
加島美術では近世から現代における日本美術の、墨蹟・古文書・屏風・色紙・短冊・近代絵画・諸道具などを取り扱っております。
全国の美術館・博物館への作品の納入ほか、有名百貨店での展示即売会開催など、魅力ある芸術作品を一人でも多くのお客様に導けるよう、幅広い視野を持って日本美術の発掘、調査、継承に日々努力しております。
今後とも何卒加島美術を宜しくお願いいたします。
平成20年度加島美術 春の「美祭」-BISAI-出展作品 内覧
作者:谷 文晁(たに ぶんちょう)画題:「不二昇龍」種類:掛け軸
富士山を描くのを得意とした関東南画の泰斗、
谷 文晁(たに ぶんちょう)。
本作は、晩年に到達した雄渾な水墨表現で自由闊達な筆法で流麗な富士を、また生き生きとした昇龍を描いている。
昇龍を自身と重ねて、また当時は富士をも越す勢いであったであろう、賛文は佐藤一斎によって書かれ、二人の出会いもまた興味深い。
作者:慈雲尊者(じうんそんじゃ)画題:「心外無別法」種類:掛け軸
筆の持ち味をこれほど存分に発揮された作品は少なく無作の抄趣がある。
起筆や終筆は茫洋として煙るが如く、点も画も無限の広がりを呈している。単体書ではあるが見事な意連を遂げ簡潔にして自在、点画の変化も、全体として穏やかなまとまりを見せ、豪快な動きの中にも静けさが漂っている。
そして慈雲尊者の書は見る人に応じて無限の美的要素を覗かせてくれる。それこそ真と善と美とを一丸とした人間至上の芸術である。
作者:片岡 球子(かたおか たまこ)画題:「面構 葛飾北斎」種類:掛け軸
複雑な表情をした北斎の面である。
喜怒哀楽が混在したかのような表情と強烈な色彩とが見事に共鳴しその迫力に圧倒されてしまう。
足利尊氏や雪舟、写楽といった日本の先人達を主題に掲げ、歴史意義を含んだ人物像に人間の内面を融合した「面構」シリーズは、昭和41年球子が愛知芸大に招かれた時に始まる。
初期の彼女の作品はゲテモノ的表現と揶揄されていたが、小林古径は昭和17年に次のように語っている。「今のあなたの絵はゲテモノに違いありません。しかしゲテモノと本物は紙一重です。(中略)あなたはそのゲテモノを捨ててはいけません。自分のやりたい方法で自分の考える通りにどこまでも描いてゆきなさい。」多くの師に支えられ自分の芸術を一貫して突き詰める事で、土着的とも言える独自の画境を確立した。
本作は、その完成された人間味溢れる球子の魅力が凝縮されており見る者の心に不思議なエネルギーを与えてくれる。