皆様こんにちは。
前回の石垣さんの鬼平話より続報です。
先週土曜日はお休みを頂いておりまして、家でぼんやりしていたところ
テレビで鬼平犯科帳の再放送がやっているではありませんか!
お使いへ出かけようとしておりましたが、これは見るしかないでしょ、ということで
一人カウチ&チップスです。
家に一人を良いことに、お頭(長谷川平蔵)が密偵の一人、おまさに掛けた言葉で
号泣しておりました。
おまさというのは、平蔵に仕える女密偵
(全て盗賊上がりで、一度はお縄に掛かったものの、平蔵に見込まれて、
火付盗賊改の密偵として盗賊の動きを探る、いわばスパイです)
物語のあらすじは...
おまさの顔なじみの女引きこみ
(盗賊が狙いをつけた大店などに、盗賊仲間の一人をそのお店の下女や下男として住みこませ、
盗み当日にその下男なり下女が中から鍵を開けて、盗賊仲間を引きこみ入れる役)
を発見し、近々そのお店が狙われるという情報を平蔵へ告げ、
おまさもその店に潜入し、いろいろ探り出す、という話でした。
ただ、そこに女引きこみと店の主人の色恋沙汰があり...
盗賊のなかでお勤め中の色恋沙汰はご法度でございます。
(お勤めと言っても盗みなのですが...)
いけないと思いつつも惹かれあう女引きこみ。
女引きこみというもの、昼間は普通にそのお店の下女として、落ち度がないように
一生懸命働き、夜はつなぎ(盗賊仲間からの連絡役)に情報をながし、
どんなときでも心休まることはなく、夜も眠れぬ日々を過ごすのであります。
そんな中、色恋沙汰などご法度とは知りつつも、
そんな自分に優しい眼差しを向けてくれて、気遣ってくれる男の人がいたにゃあ。
そりゃほだされますとも。人間だもの。
その二人の密会現場をおまさが盗み聞きし、
その女引きこみの心情というものを痛いほどよくわかるおまさだけに、
どうにかその二人を逃がしてやりたい気持ちになってしまうのです。
平蔵にはどうにか内緒で密偵だけを集め、こんこんと涙ながらに話すおまさ。
がしかし!
やはり長谷川様に命を預けている密偵ゆえ、長谷川様を背くわけにはいかんねぇ、
と密偵達事前に平蔵へ相談を持ち掛けておりました。
泣き崩れるおまさの前に平蔵登場です。
そこで一言
「おまさ、辛い思いをさせたなぁ、勘弁してくんねぇ、責めるならこの平蔵を責めろ」
号泣です。
その後も色々慮った平蔵の心意気といったら...!
涙が止まりません。
という訳で、私は通勤電車では鬼平は読むまい、と決めております。
さて今日も粹な江戸っ子が闊歩していたでありましょう、この界隈で元気に働きませう。