2010年5月アーカイブ

職人技

kashima-arts_weblog_SK
(2010年5月28日 13:34) | | コメント(0) | トラックバック(0)

皆様こんにちは。

本日はお日柄も良く、るんるん、らんらんです。

さて、本日は下町三大祭りの一つ、山王祭の裏方職人さんについて。

山王祭りとは
徳川時代、江戸城内に入御した御神輿を、三代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する
「天下祭り」 として盛大をきわめ、江戸三大祭りの筆頭として、
さらに京都の祇園・大阪の天満まつりと共に、日本三大祭りに数えられています。

とのこと。

毎年6月になると、にわかにこの界隈活気づき、5月末あたりから、

京橋界隈のお店さんの軒先にも、提灯を飾る為の木組みが組まれます。

その木枠職人さん達が、これまた格好が良いったら!

皆様お年を召しておりますが、筋の通った風貌と無駄な動きのないお仕事ぶり。

こんな小娘にも丁寧かつ、ちゃきちゃきと要件を伝えます。

「そりゃ、わかんなくったってぇしょうがねぇよ、それはね、こうやって、こうしてこうするんでぃ」
(もちろんそんな話し方ではございません、わたくしの妄想です)

というような下りを凜とご説明してくださるお姿。

お茶をお出ししても、「いやいや、お構いなく!」と颯爽と去ってゆく後ろ姿、

お盆を胸に抱えため息ついちゃいます。


そう、楽器で言うなれば、和太鼓! 

よっ!江戸っ子!なのです。

そういう職人さん達が携わり、1つのお祭りを作り上げていくのですね。

やっぱりその提灯をみたら、職人さん達の心意気が伝わってくるかのようです。

今日も暑い中、ちゃきちゃきとお仕事をしておりました。きゅん。

そして我らが掛け軸、

表具師、和紙職人、軸先職人、箱職人、筆師、画材屋さん、篆刻職人、

作家さんの意図を汲み、1つの作品に仕上げていくのに、どれだけの職人さん達が

携わっていることでしょうか。目の前にある作品達は完成型ですが、

もし掛けた掛け軸の1つ1つの裏に入口があって、

その入口からはその作品に携わった方達がいらっしゃって...などと考えておりました。


手塩にかけ、いい塩梅に仕上げられた作品達。

その職人さん達との出会いもを大切にしていきたいものです。

いつかは去っていってしまう作品達。

加島美術から嫁ぐときは、「いってらっしゃい、幸せにしてあげるのよ」と

職人さんたちとご主人様達を仲介する1人として笑顔で送り出したいものです。

ところで、加島美術。明日から31日までの3日間は

誠に勝手、恐縮ながら、お休みを頂いております...。

6月1日にお会いいたしましょう!

皆様もよい週末をお過ごし下さいませ。

皆様こんにちは。

昨日から引き続きの雨ですね。

斜め向かいのおそば屋さんのあじさいが雨に濡れ、

鮮やかな青が本日の天気と良くお似合いです。


さて、本日はノーマン・ロックウェル。

言わずと知れた、アメリカのイラストレーターです。

47年もの間「サタデーイブニングポスト」という雑誌の表紙を飾っていました。

彼は未だアメリカでも大人気で、学生のころアメリカで

絵の勉強をしていた私は良くその名を耳にしました。

彼の描く人物は表情豊かで、会話やそこに流れているかも知れない音楽、

香りを想像させ、その絵が醸し出す空間自体が彼の作品となっているようです。

学生の頃実際に彼の絵を見ることがあり、精密な油絵ということに驚きました。

また、その絵はニューヨークにある "ソサエティー オブ イラストレーターズ"という

美術館?に寄付され、最上階がレストランとなっている空間に掛けてありました。

そこでは、食事はもちろんのこと、コンサートやクロッキー会など、色々なも催しものが

行われ、酔っ払いはいる、タバコは吸うで、世間一般の「美術館」とは違った空間でした。

絵が汚れてしまうのでは!とはあまり心配はしないようです。

それよりも、いろんな人にリラックスして見てもらい、

楽しいひとときを過ごすお手伝いが出来れば、との想いから、

ロックウェル本人からの寄贈だそうです。(だった気がする...)

絵はそうやって空間を飾るためにあるべきなのでしょう。

我らが日本画!

ロックウェルの画風とは違っても、会話、音、香り、または静寂などを

連想させてくれる事は同じで、ウィットに飛んでいる絵も多く、なかなか面白いのです。

きっと素敵な空間を演出してくれるであろう作品達。

美術館で見る名品ももちろん素敵ですが、もし美術館でなく、

その絵が他の場所にあったら、もっと違う一面が見えてくるかもしれません。

そんな違った顔の日本画達も、もっともっと色々な場所で見られますように...。

もっと沢山の人達に日本画の良さが伝わりますように...。

加島美術、違った角度からも色々とご提案出来れば、と思っております。

さてさて、ノーマン・ロックウェル展は府中市美術館で7月17日まで開催しておりますよ。


皆様こんにちは。

昨日今日と夏のような暑さが日中は続いておりますが、朝晩は、やはり皐月ですね。
半袖だけでは、若干肌寒く感じます。

さてさて、今日は映画のお話しです。

加島美術の受付にあるPCはMacを使用しております。
調べ物等でインターネットを開くときにサファリを使用することが多いのですが、
サファリを開くと、アップル社のトップページになります。
いつもそこには映画のピックアップが右下あり、ページを開く毎に映画の告知は変わります。

いつもは特に気にもとめないのですが、今日はなぜか気になり、
その映画告知を見てみました。


このブログの本日のタイトル「パリ20区、僕たちのクラス」という映画でした。

内容は...

「舞台は、パリ20区にある中学校の教室。主な登場人物は、出身国も生い立ちも、
将来の夢もバラバラな24人の生徒たちと、フランソワという名の一人の教師。
カメラが追いかけるのは、1年間の国語の授業だ。
移民であるため母国語を別にもつ生徒たちはもちろん、
すべての10代の子供たちにとって、国語とは生きるための言葉を学ぶこと。
それは、他人とのコミュニケーションを学び、社会で生き抜く手段を身につけることでもあるのだ。
言葉の力を教えたいフランソワにとって、生徒たちとの何気ない対話の一つ一つが授業であり、真剣勝負だ...」

なるほど。
私たち日本人が「国語」というと
母国語である「日本語」とイコールになりますが、
母国語がそれぞれ違う移民の多い国では
「国語」はその国で生活するための言語となるのですね。

良く考えてみればそうですが、日本語の言うところの「国語」という言い方を
再度発見したように思いました。

国語=日本語という頭になっている自分にとっては、
この映画の概要を読んで「フランスで日本語なの?」と一瞬思ってしまいました。
思い込みは怖いですね。
果たしてそれが狙いなのかは、分かりませんが、
「共通語」という表記でなく「国語」
「共通語」はその国に居る人達が話す言葉であって、その国の人でなくとも、
その国に入れば、「共通語」であるその国の言葉を話すのでしょう。

あえて「国語」と表記することで、生まれは違う国でもその国の住民となって
その国で生活するから、自分の国の言葉=「国語」となるのでしょうか。
きっとそう思うことでその国に対する想いも強くなるのでしょうか。

そいういう思いで自分の国の言葉「日本語」を生きるために使っていたかどうか...。

世の中が便利になり、めまぐるしく時代は流れ、
1つの事を立ち止まり良く考える、という事がなかなか無いように思います。

先人が時間を知恵を注ぎ、手間をかけ丁寧に作り上げた作品達を扱うこのお仕事、
もう一度、ゆっくり「国語」で対話をしたいな、と思いました。


Bon si çacke(盆栽掛け)

kashima-arts_weblog_SK
(2010年5月19日 12:45) | | コメント(0) | トラックバック(0)

皆様こんにちは。

「盆栽掛け」をフランス語風にしてみました。

ありそうで、なさそうで、絶対ないですね。

というのも、そろそろ梅雨を感じ始めるような、湿った空気が漂う今日この頃、

お店も新緑から初夏に向けて、掛け軸を掛け替えました。

そのなかの一つに渡邊省亭の「瀑布図」というのがあります。
(写真ご参照)

この掛け軸、右上の岩の力強さに先ず目を持って行かれ、

そのまま滝がすーっと落ちていく様子に自然と目が行き、

またその掛け軸以外の空間に滝壺を連想させるような、

静かながらに五感を刺激する、そんなお軸でございます。

そこでわたくしの上司がお客様とお話しているのを盗み聞き...。

どうやらこのお軸、

盆栽をちょこん、と置いてやると...

あら不思議、滝の水しぶきが盆栽に水を与えているというのです。

よくよく見てみれば、中回しは水紋ではないですか。

なんて風流なんでしょう。

さて、皆様ならどのような盆栽を置きますか。


わたくしは苔でも置いて、きりっと冷えた日本酒(ちょっと甘め)で鮎の塩焼きでも肴に

一杯引っかけましょうか。

きっとフランス人の友人もこの遊びを理解してくれるはずです。


Bon si çacke!  盆栽万歳!

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ご無沙汰しております

kashima-arts_weblog_SK
(2010年5月17日 16:15) | | コメント(0) | トラックバック(0)

皆様こんにちは。

大変ご無沙汰しております。

5ヶ月ぶり位でしょうか。

時が経つのは早いですね。

5ヶ月も空くと、何から書いて良いのやら、

更新出来ていない自分達の不甲斐なさが、初めて書いたブログよりも緊張を引き起こします...。

お店で一人、ドキドキ。

5ヶ月もの間何が合ったかと申しますと。

2〜4月に掛けては、自社カタログの制作で、皆で一丸となりバタバタとしておりました。

4月に入るとアートフェア東京に参加させて頂いておりましたので、そちらへ。

その後は日本橋・京橋アートアンティーク&自社催事「美際」の準備。

そして4月末からGWに掛けて、「美際」でございました。

今回も沢山の方々にお越し頂きまして、本当に感謝、感謝でございます。

カタログをご注文下さいました方々、広告をみて来て下さった方々、
アートフェア東京にてお会いし、また来て下さった方々、そしていつも来て下さる方々。

加島美術一同、本当に心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

これから、サボらずにブログ更新します...ね!

今週末は5/22〜千葉市美術館の「伊藤若冲 アナザーワールド」に行ってみようかしら。

若冲 といえば...

私の知人が...伊藤若冲 トワイライトゾーン的発言をしておりました。

知人 「ね〜『わかおき』って誰? 江戸時代のすごい有名な画家なんでしょ?」

私    「『わかおき』なんて知らないな〜、浮世絵の人かな?」

知人 「え〜、すごい有名なんだから知ってるはずだよ! あなたはもぐり?」

私    「名字は?」

知人 「イトウ!  イ・ト・ウ  ワ・カ・オ・キ!!」

私  「......多分ね、『わかおき』じゃなくて、『じゃくちゅう』って読むと思う。しかも『沖』はさんずいじゃなくて、『冲』 にすい だよ」

知人 「ホントだ! それなら聞いたことあるわ!」

このブログを読んで下さる方にそのような間違いをする方は居ないかと存知上げますが、

万が一、その様な方がいらっしゃった場合は、優しく教えてあげて下さいね。

では皆様、風邪が密かに流行っているらしいので、お身体ご自愛下さいませ。


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