EVENT DETAILS 催事詳細

美祭17

美祭17

2015.4.25-5.6

本展は終了しました。

多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。
尚、会期終了後もカタログ掲載作品のお問合せを受け付けております。ご希望作品がご案内できない場合にも、お客様の作家や作品等のお好みをお伺いし、ご希望に沿った作品をご案内いたします。
お気軽にお問合せください。

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人生を豊かにする、作品との出会いを。

美術品を介して自己の教養を高め、先人との精神的な対話を行うことは人生を豊かにし、歴史に裏打ちされた確かな感性を養うことに繋がります。唯一無二の作品はかけがえのない人生を生み出す契機となるだけでなく、受け継がれるべき精神の結晶でもあります。美術品と人の出会いをひとつの「縁」として重んじ、加島美術はこれまで多くのお客様と作品との出会いの場を提供して参りました。「美祭」を通じ、より多くの方々に日本美術の美しさ、奥深さ、魅力を伝え、歴史上価値ある美術品を次世代へと継承していく「絆」を創りあげるべく活動しております。

美祭-BISAI-とは

年2回、春と秋に開催しております特別展示会「美祭」は、今春で17回目を迎えることとなりました。
1階ギャラリーに加え、昨年9月に完成し、茶室を併設している2階ギャラリーも利用して開催する本展示会。
そこでは江戸期から現代までの日本画、油彩画、墨跡などの書画を中心とした総数約450点の作品を取り揃え、皆さまをお迎え致します。
弊社はこれまで美術館の展覧会に出品協力を行うなど、多彩なミュージアムピースを扱っており、「美祭」はガラス越しではなく、直にその名品・優品と向き合うことができる貴重な機会となっております。
人から人へと数百年にわたり受け継がれてきた日本の美。その美しさは現代の暮らしに彩りを添え、さらには深みを与える存在です。
ぜひ今年の春は美術館とはひと味違う空間で、日本美術の繊細な一面をご堪能してみてはいかがでしょうか。

会期>2015年4月25日(土)-5月6日(水)
   10:00〜18:00 ※会期中は無休で営業しております。
会場>加島美術

店舗外観
店内風景01
店内風景02
店内風景03

取扱作家

(美祭17)取扱作家
(美祭17)取扱作家
(美祭17)取扱作家

会期中イベント

三田文学編集長 若松英輔氏トークイベント「書画の哲学―見るコトバ―」

三田文学編集長・若松栄輔氏
三田文学編集長・若松栄輔氏
哲学の視点から”書”の魅力や深さを鋭く解説するトークイベント「書画の哲学―見るコトバ―」を開催いたします。
日本文化に親しむための“はじめの一歩”としてアートに関してビギナーの方にも楽しんでいただけるイベントとなっております。ぜひお申し込みくださいませ。

日時 : 2015年4月29日(水・祝) 13:30開場 / 14:00スタート

講演時間 : 約1時間

会場 : 加島美術

参加費 : 入場無料

定員 : 25名(1組2名様まで / 抽選)

申込方法 : 電話、ハガキ、FAX、WEB申し込みフォーム

WEBサイト : https://www.kashima-arts.co.jp/campaign/

申込締切日 : 4月20日(月)

抽選日 : 4月21日(火)

若松 英輔(わかまつ えいすけ)
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家、思想家。読売新聞読書委員、『三田文学』編集長。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」で、第14回三田文学新人賞評論部門当選。主な著作に、『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『神秘の夜の旅』『魂にふれる 大震災と、生きている死者』『死者との対話』『池田晶子 不滅の哲学』(ともにトランスビュー)、『内村鑑三をよむ』『岡倉天心「茶の本」を読む』『吉満義彦』(ともに岩波書店)、『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』『君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた』(ともに河出書房新社)、『生きる哲学』(文春新書)「霊性の哲学」(角川学芸出版)などがある。

チャリティー入札

寺崎廣業「渓間の桜・瀧に紅葉」
寺崎廣業「渓間の桜・瀧に紅葉」

「美祭」期間中、ギャラリーの一角にチャリティー入札コーナーを設置いたします。本チャリティー入札は、特定の作品の入札販売を行い、その収益金の一部は全国の国公私立美術館が加盟する全国美術館会議への寄附を通じて、東日本大震災で被災した美術品等の修復と同震災で被災した美術館等の支援事業に充てられます。

  • 対象作品

    慈雲 尊者 「大道通長安」 紙本 高野辰之箱書

    平福 百穂 「秋江帆影」 紙本 淡彩 共箱 舟山三朗鑑定證

    寺崎 廣業 「溪間の桜・瀧に紅葉」 双幅 絹本 着色 共箱

  • 展覧会図録「美祭-BISAI-」特集記事

    インタビュー 日本美術を支える人々 vol.14
    東京国立博物館 デザイン室長 木下史青氏(展示デザイナー)

    伝統的な日本家屋やお茶室を飾るものとして、または寺院などで信仰の対象としてその歴史を紡いできた日本美術の品々がもっとも美しく、そして趣深く見る者の眼に映るのは、どんな光のもとでだろう。
    これまでの「日本美術を支える人々」は、美術品を生み出す道具や素材を作る方、保存、修復に携わる方など、直接的に作品に関わる方々を取材してきたが、今回は少し趣向を変え、照明によって日本美術を「見せる」ことを仕事としている東京国立博物館 デザイン室長の木下史青さんにお話をお聞きした。木下さんはこれまで、94万人を超える来場者数を記録した2009年の「国宝 阿修羅展」など、トータルで4、50展(!)ほどの東博の特別展の展示を担当されている。

    東京国立博物館 デザイン室長 木下史青氏
    木下史青氏
    木下史青氏

    【木下史青氏(きのした・しせい)プロフィール】1965年東京都生まれ。展示・照明・環境デザイナー。東京藝術大学大学院 修士課程環境造形デザイン専攻修了。現在、東京国立博物館 デザイン室長。愛知県立芸術大学デザイン科・東京藝術大学デザイン科・武蔵野美術大学学芸員課程などで非常勤講師を務める。