Work / writer 作品・作家

WORK OF THE MONTH 今月の逸品

渡邊省亭「藤花 枯柳」

双幅 絹本 着色 川船水棹箱書 一文字風帯印譜裂
113×40㎝ / 204×54㎝

落款、印章から明治30年代頃の作と推測される本作。得意の花鳥画はますます洗礼され、洒脱な趣を増していき、省亭の花鳥画を愛する信奉者からの制作依頼が多かったと言われる「円熟期」の頃の作品です。背景に薄っすらと赤いグラデーションが施され、大胆な構図と鮮やかな色彩で描かれている藤の花と、あわい色彩で簡略的に描かれた枯柳の、また省亭の観察眼を存分に感じることのできる写実的な五位鷺の描写が見所です。また一文字、風帯には自身の印章を使用した印譜裂が使われており省亭のこだわりの詰まった優品です。本作は4月25日から開催される「省亭・暁斎・是真―パリ・フィラデルフィア万博、海を越えた明治の日本美術―」に出展されます。

渡邊省亭の詳細はこちらから→ 作家詳細へ

SEARCH BY CATEGORY カテゴリーで探す

SEARCH BY SEARCH 検索で探す